しまった!田舎は仕事がないだけでなく、優良物件もない!(1)
おはようございます。間瀬邦生です。
知人の一人から二拠点居住の相談を受け、私の近所の物件を探して4か月ほど経ちました。私の家探しのときと同じく、なかなか物件が見つかりません。
以前私の物件が見つからなかった理由を考察した記事はこちら↓
その知人はフリーランスの在宅ワーカーで、田舎暮らしで重要な『仕事』の問題はクリアしています。地方移住にぴったりの人物。それなのに、家が見つかりません。
田舎は仕事がないのと同じくらい『家がないのも問題』なのだと認識するきっかけとなりました。
家があり、仕事がないのであれば、仕事を創ればいい。
仕事があり、家がなければ、家を建てればいい。
仕事があるところには、賃貸物件が建ちます。また将来設計が立てば、家を買うという一大決心もつきやすいでしょう。
仕事がなくとも家があれば(もしくは安い物件が借りられれば)、家賃の心配をせず少ない仕事でもやっていけるでしょう。
住むところもなく、仕事もない。
問題が2つあると、地域おこしの難しさは2倍以上です。
田舎に仕事がないのは分かっていたので、仕事創りには精力的に動いていたのですが、まさか家もないとは思っていませんでした。
当初、周りは空き家だらけだと思っていたのです。
ところが、その空き家は前述の関連記事のように借りられません。
ましてや都会の生活を離れて田舎の生活を希望する人は、お隣さんとの距離がある家や、古民家などを希望する傾向にあります。そういう家となるとさらに数は少なくなります。
現状、移住希望者のニーズに答えられない状況ということが分かりました。
コロナ移住の流れが来つつあるかもしれない昨今、受け皿を整えることは急務です。
移住相談を受けて、待たせることなく物件を紹介。そんな移住者ウエルカムな町にするために。
①空き家のデータベース化
②家主との仲介(家主は地元を離れていて、連絡取るのも大変だったりする)
③優良物件の維持管理
④優良物件の改修
⑤リノベーションイベントの企画・運営
今まで取り組んできた中でも複雑そうな案件です。自分への見返りの割に、苦労が多そうな話でもあります。
NPO法人でも作りますか、自治体と連携しますか、どれだけ多くの人の協力・賛同が得られるでしょうか。
さあ、やることはいっぱいです。