冷静の訓練
おはようございます。
冷静が長所と思っていたのは自分だけ、すぐに怒りを覚える間瀬邦生です。
イラっとしたときに発している言葉には、害こそあり、益はほとんどありません。
守るべきプライドや義心に従って、怒りを表に出すべきときもあると思っていますが、その際の怒りは、冷静な精神状態で表現することこそが、最も効果的な怒りの表現ではないでしょうか。
1.上から目線、見下した発言
最近の例を挙げますと、今年3月の農業関連の面談で、私の農業経営を「サラリーマンの土日農業」とか「家庭菜園に毛が生えた程度」と言われました。まあ怒りを覚えましたよ。補助金がかかっている大切な面談でしたので耐え忍びましたが。
相手は市でも有名な農業指導者。指摘するにしても言葉の選び方があるでしょう。市の農業界の将来に不安を覚えました。
2.「やる気はありますか?」という類の質問
「やる気はありますか?」という類の質問は、私にとって正直失礼です。
やる気がある前提でこちらが話をしているのに、それを敢えて確認するような質問を投げかけてくるのは、失礼以外の何でもありません。要は疑っているということでしょうから。
ついこの間、町の活性化会議でメンバーの一人に言われました。
「間瀬さんとは以前より何回か顔を合わせていますけど、今までとは違って、今回○○にそれだけ関わろうとするのは、何故ですか?(=何故急にやる気になったの?)」
文章に書くと特になんてことのない質問です。今までの消極性からすると不思議に思ったのでしょう。単純にその変化の理由を知りたかったのだと。
でも、私は多くの人の話をその言葉のまま受け取りません。その裏にある本心を想像します。
「間瀬さん、急に○○に関わろうとするのは、何故ですか?(急な心変わりが怪しい。何か下心があるんですか?)」
と。
言う人の口調であったり、大勢の前での質問だったり、相手が誰とか、イラっとするかどうかは些細な要素で変わります。
3.口は出すが行動しない人物の発言
口は出すが行動は起こさない人、いっぱいいます。
意見提言を言うことにだけは威勢が良く、自分は先頭に立ってやろうとしません。
良く出会うのは、役人とかコンサルタントとか学者とかの人。まあ、これらの人たちはそういう立場なんですけれども。
地域おこしでよくある話を一つ。
地方創生の名目で投入されている地方交付税。それらを食い物にする地域おこしコンサルタントや、自治体PR映像を狙った制作会社がいます。
残念ながら効果を上げている自治体は皆無に近いと思っています。
外部の会社に任せきりにする自治体も悪いですが、任されて結果に責任を持たない方も悪い。
私は責任を持つつもりのない人の発言には厳しいです。発言する際には、節度を持った言い方を希望します。
以上、自己分析です。
1.上から目線、見下した発言に対する対処法
基本的には聞き流すことにします。こういう人は多くの人に好かれていないので、いずれ自滅することでしょう。そう思うと冷静になれます。
2.「やる気はありますか?」という類の質問の対処法
基本的には「やる気あります」の断固たる一言です。くどくど言わずスパッと話を切ります。
もし相手の悪意を感じた場合は、質問で返します。
私のやる気前提で話をしているので、「やる気がある前提で話をしているのですが、敢えてそういう質問をするのは、何か特別な意味があるのですか?」という質問返しで相手の次の言葉を待つことにします。
これにより、相手が私へマイナスの感情を持っている場合、「あなたのやる気を疑ったからです」というような失礼な返答をする人はまずおらず、大抵この話題は終わります。
3.口は出すが行動しない人物の発言の対処法
「その考えを実行に移すにはどうしますか?」
「そのために、次はどうしますか?」
「私も手伝いたいです。是非その計画のリーダーになってください」
と、その先の行動を問う質問を返します。
すると、
「それを考えるのは私ではない」とか言って逃げます。
本来ならここで終わりでいいのですが、さらに追い打ちをかけるとするならば、「なるほど、案はあるけど、実行に移す予定はないということですね」と畳みかけます。これで相手は委縮し、相手のターンは終了です。
ある程度対処法を用意しておくと、不用意な怒りの発生を抑えられることでしょう。
イラっとする事態にはいつ遭遇するか分かりません。
だいたい三カ月に一回くらいの頻度で、イラっと事態に出くわします。
十分に準備して会話に臨んでいても、まったく別の角度からイラっとさせられます。予期せぬ方向からの不意打ちに対応できないため、その結果イラっとします。
まだまだ修養が足りないですね。
これはしっかり直していかなければと決意しました。