課題解決型ビジネスは何から作られるのか
おはようございます。間瀬邦生です。
地方企業と人材を結ぶ事業(と思われる)を展開しているNPO法人の勉強会を聴講しました。
概要は↓
地域を舞台にした課題解決を学ぶ勉強会 (オンライン)
「課題解決型ビジネスは何から作られるのか」
今、表面化している社会課題が引き起こされている根本の要因やその背景を読み解き、自身が解決、アプローチできる課題を見つけるには、課題発見能力を身につけることが重要となります。 今回のイベントでは、課題発見能力に長け、社会課題解決を目的としてビジネスを拡大させてきているお二方をゲストにお招きします。
<ゲスト>
加藤史子氏 WAmazing株式会社 代表取締役/CEO
小林味愛氏 株式会社陽と人 代表
こういったトークイベントは、往々にしてタイトルはあってないようなもので、話はタイトルから飛躍して進みます。
まさに今回もそれで、話があっちやこっちや飛ぶのでまとめるのが大変。大変なので、サラッと時間かけずに書いちゃって終わりにさせていただきます。
というところで、私が印象に残った内容を抜粋↓
「若い人は地元に住み続けたいけれども、仕事がなくて町を出るしかないと思っている。それを解決したい」という登壇者の話でした。
地方の問題は少子高齢化ではなくて、「仕事がないことによる産業の空洞化である」と結論付けています。
少子高齢化は、産業の衰退による結果でしかないということ。
こんな感じで、早々に問題の核心を突いてしまい、僅かな時間でこのテーマは終了でした。
『一次産業→二次産業→三次産業』
のように遷移していくことが社会のセオリー。人はより高位の三次の産業に就きたがる傾向があります。
産業構造の知識として頭に片隅においておきましょう。というただそれだけのこと。
『価値のある事業は必ず収益化できる』
事業に行き詰まったときどう考えるかという話で、「儲からない事業は、本当に人の役に立っているのか?」と自問するべきだと言っていました。
地方事業ではベンチャー企業のような急速な成功は望めないかもしれないけれども、人に必要とされている事業は必ず収益化できる。そう信じて進むしかないとのことです。
『なんで?こうしたら?の深掘りをする』
例えば、農家で桃の箱詰めが大変という課題がありました。それを以下のように深掘りしていくと、解決の糸口が分かってきたそうです。
桃の箱詰めが大変
↓なんで?
傷みやすいので、箱に入る大きさの桃を丁寧に入れる必要がある
↓こうしたら?
別の出荷方法にすればいい。例えば箱に入れずに、収穫コンテナごと出荷できればいい
↓
できない
↓なんで?
収穫コンテナだと下の方の桃は確実に潰れる
↓こうしたら?
桃を入れても潰れない収穫コンテナを開発すればいい
このように「なんで?」を繰り返して、解決策を出すことができるというのです。
地方ビジネスでは、最初から多額の資金を調達できないことが多いです。そんな中、大型投資のタイミングはどのようなときだと思いますか?と質問に対しての回答です。
①事業の価値を高く見せられるとき
②事業の可能性が確かなものとの確信が得られたとき
③市場の拡大に、事業の拡大が追い付かないと感じたとき
以上。
お二方の経験に基づくリアルなお話、非常に興味深いものでした。私も大型の資金調達できるようになりたい!
というところで、今日はこのへんで。