地域おこしは田舎に住む人共通の仕事である
おはようございます。間瀬邦生です。
農業をやり、食品加工をやり、選挙を手伝い、移住相談を受け、お祭りを盛り上げに関わっている私ですが、
「色々やってて、間瀬さんの本心が分からないので教えて欲しい!」
と、同年代の知人に言われました。
まあ、単に田舎暮らしに憧れて移住してきた人間の行動ではないですね…。
今日はその回答にて。
農村の「過疎高齢化」の問題は一刻の猶予もない問題だと感じています。
人の流出を防ぎ、人の流入(移住)を増やさないと、農村の20年後は地獄でしょう。
人が減ると、商店・コンビニ・飲食店・医院・その他のお店、すべての仕事がなくなり、不便になります。
人が減ると、道路にはびこる雑草を管理する人はいなくなります。
人が減ると、畑を荒らす野生動物が増えます。
逆に人が増えれば、働き手が増えて労働力が増え、イノシシなど畑を荒らす野生動物が減り、町に多くの仕事が溢れます。
人の増加は、私の行うサツマイモ生産のパート従業員の人材確保にも関係してきます。だから私の生活も豊かにします。
そんな理由からも、地域おこしは私自身が将来にわたって生計を立てていくための仕事です。
農村といっても、農家だけではなく、色々な人がいます。
医療や介護の仕事の人、車産業や電気機器の工場勤務、役所仕事も、諸々の営業職も。
自分が仕事に就いていて、十分な収入があって、今の自分が生活をするだけなら問題ないのでしょう。問題がなければ、解決に取り組もうとも思わないのは当然のことです。
ただ、20年後の農村はまったくの別世界。
良い仕事に就けなかった人は、その土地を離れていきます。
自分の子どもたちがこの土地に住み続けることを望むならば、自分自身が今どんな職業に就いていたとしても、このままいけば未来はありません。
誰もこの土地で「生きて」はいけません。
20年後を考えると、選挙活動を通して政治に関わることも、移住相談を受けることも、仕事の1つです。
私の行動の根幹はそういうこと。自分を含めた人が生きるため。複雑でも何でもなく、実に単純な考えなのでした。