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地域おこしの成功に必要な10のこと

 

おはようございます。間瀬邦生です。

「地域おこし」とは、具体的にどういう活動を言うのでしょうか。交流イベントを実施したり地域ブランドを開発したりと、取り組みは多岐にわたります。企業の工場を誘致するのも「地域おこし」と言えるでしょう。

まず「地域おこし」の定義、そして本題の流れでお伝えしていきます。



目次

1.定義

2.地域の問題と、対策の目的

3.地域おこし人材に必要な人格的なこと

4.地域おこし人材に必要な戦略的なこと

5.地域おこし人材に必要な戦術的なこと

6.私の事例

7.私見、まとめ



1.定義(Wikipediaより引用)

「地域おこし」や「地域活性化」とは、地域(地方)が、経済力や人々の意欲を(再び)向上させたり、人口を維持したり(再び)増やしたりするために行う諸活動のことである。


2.地域の問題と、対策の目的(Wikipediaより引用)

・産業の衰退。雇用の減少

・人口の流出。人口の減少

・地域文化の伝統の途絶

上記の解消を目的として、以下を行う。

・産業の立て直しによる雇用の創出や維持

・若者の人口流出の歯止め・回復。新規住民の呼び込み。子供のいる家族の呼び込み

・地域文化の担い手の確保と継承


3.地域おこし人材に必要な人格的なこと

地域おこしの目的は上記Wikipediaにもあるとおり、雇用の創出であり、ビジネスを興すことです。

ビジネスを1人で何もかもやるのは大変なこと。周囲の協力を得るために、自身がビジネスリーダー(会社で言ういわゆる社長)の立場として地域おこしを進めるならば、人の上に立つ心構えが非常に重要になります。



① 強い意志と、熱意

何をやるにも強い意志が必要なのは言うまでもありません。苦境に陥ったときに頼れるのは、強い意志を持っている自分自身です。

目的達成の熱意は日々学ぶことを促し、人を成長させます。最初は知識や経験がなくても、いずれ身についてきます。また、その意志に共感した人が自身の不足を補ってくれることもあるでしょう。


② 責任を取る覚悟

熱意があり物事を進めることができても、結果として失敗することはあります。

その失敗の責任を取る覚悟がないと、人はついてきません。

失敗の責任を取ることができれば「次」が生まれます。次があるならば、短期的には失敗かもしれませんが、長期的には失敗ではないかもしれません。

しかし失敗の責任を取る覚悟ができておらず、失敗の責任の取り方に失敗した人に次はありません。


③ 様々な意見を許容する心

地域おこしへ無関心な意見を聞く余裕も必要です。地域おこしがどれだけ叫ばれていても、普遍の正義ではないことを理解しておく必要があります。

地域おこしは、あくまでも地域の未来の道の一つというだけです。地域おこしに無関心な人の考え方もまた未来の道の一つです。

人がいなくなれば、その土地は元の自然の姿に戻るだけ。そんな考えも存在します。

地域の人々の考えの違いが、地域の対立にまで発展してしまうと、物事は上手くいきません。


4.地域おこし人材に必要な戦略的なこと

大局的に物事を見る視点もビジネスリーダーには必要不可欠です。



④ 仕事・雇用の創出

人が生きていくために必要なもの(=仕事・雇用)が失われているから、人が減っているという根本原因を常に頭に入れておく必要があります。

仕事・雇用に繋がらない行動は地域おこしではないと考えています。そして当然のことながら、活動の収支が黒字であることも重要です。


⑤ 長期的な視点

長期的な視点がないために失敗した例をご紹介します。

地域おこしのためのイベントやお祭りが増えた結果、運営側(自治体・地域住民)が疲弊しているという話をよく聞きます。

地域行事等は何をやるにしても人手がなく、維持すら大変なのが現状です。


本来お祭りは豊穣の感謝のために地域の中でだけ行われていたもの。外からのお客さんを呼び込むべきものではないでしょう。

ただ「お祭りを盛り上げたい」だけの先を見据えていない試みには賛同できません。

但し、趣向をこらしたお祭りが地域外の人にとっては面白いイベントに映ることも確かです。それは地域おこしと言えます。


イベントにしてもお祭りにしても、地域おこしとして取り組むのならば、それが交流人口の増加や経済効果に繋がるかという長期的な視点で眺める必要があります。


⑥ 足りないものを判断する力

ボトルネックという考えをご存知でしょうか。


(Wikipediaより引用)物事がスムーズに進行しない場合、遅延の原因は全体から見れば小さな部分が要因となり、他所をいくら向上させても状況改善が認められない場合が多い。このような部分を、ボトルネックという。


仕事・雇用がないのなら、仕事・雇用の創出から始めなければなりません。

売るべき特産品がないのなら、特産品の開発から始めなければなりません。

仕事・雇用があり、就く人がいないだけならば、移住促進に力を入れればいい。

特産品があり、売れていないだけならば、販売促進に力を入れればいい。


というように、一番弱い部分を見極める力が必要です。


⑦ 人を結束する力

地域おこしが叫ばれる地域の多くで、人材が不足しています。

人材の不足というと語弊があるかもしれません。様々な特技を持った人材はいますが、人材をまとめ大きな力を生むための核となる人材、つまりリーダーが不足しています。


商品開発など地域内の力を高めることが得意な人、商品を地域外に売りにいくなど地域外への営業が得意な人、内向きの力と外向きの力を繋ぐのがリーダーの役割です。

人柄で引っ張っていくのか、能力で引っ張っていくのか、どちらでも構いません。


5.地域おこし人材に必要な戦術的なこと

今の世の中、やる気さえあれば何とかなる根性論は通用しません。成功に導くには法則があり、テクニカル的な要素も必要です。



⑧ 商品・サービスの開発力

「地域おこしをするぞ!」という熱意だけでは人々の共感を得ることはできません。熱意を形にすることが必要で、その熱意は商品・サービスに必ず表れます。

現時点で、絶品な特産品、質の高いサービスがなければ、作るしかありません。

消費者の心を掴む商品の開発センスや、喜ばれるサービスを生み出す力が必要となります。


⑨ 企画力(イベント等)

イベントは地域に人を呼び込む効果的な手段です。効果的なぶん、実施にかかる負担も大きくなります。

イベントの運営者が一方的に損をすることはよくあるので注意が必要です。運営者も参加者も関係者全員がwin-winになれるしくみにしなければ長続きしません。

長続きするために、企画が独りよがりではなく、多くの人の賛同を得られているか。一過性でなく継続的な開催が可能か。それら全て企画者の手腕にかかっています。


⑩ 情報発信力

ブログでもFacebookでも、雑誌やテレビなどのメディアを使っても良いでしょう。

熱意や商品・サービスを、効果的に多くの人に伝える力が必要です。


6.私の事例

私が今後どうやって地域おこしを具現化していくかと言えば、⑧~⑩をまさにそのまま行います。



今年の冬から地元の特産品を作り販売します。

まだ構想段階ですが、廃棄野菜を集めて保存食の加工やレトルトカレーを作りたいとも思っています。売れ残りや店頭に並べられないもの等の廃棄野菜は、本当に多いのです。


人との繋がりを目的として、就農希望者向けの滞在宿も開きました。

日帰りではなく、落ち着いて農業と向き合い、農家の人から詳しい話も聞ける、そんな場所が必要だと思いました。農業研修だけではなく、田舎体験の宿としても活用できます。

宿の開業は、外からのお客様や移住を希望する方を迎え入れる用意があることの意思表示でもあります。


商品の販促や体験の誘致のために、イベントも企画します。

(失礼かもしれませんが)都会のサラリーマンは土日の時間を持て余している人が多いと聞いています。そういう人は土日に楽しめるイベントを求めています。誰かを応援したいと思っていたり、自分も参加したいとも思っています。

そんな人たちに向けて、私たちの地域の活動と活気を伝えたい。そういう目的も秘めて。


7.私見、まとめ

地域おこしに成功している地域は、とても魅力的です。

魅力的とは、そこに住む人が向上心を持ち、新しいことに挑戦する気持ちがあり、地域を発展させようとする意志があること。有名な観光地があるとか、美味しい野菜が採れるとか、都心から近いとか、古民家が残っているとか、そういうことではないのです。


地域の最大の武器は「人」であり、「そこに住む人の活気が、地域おこしで売っていくべき一番の魅力」です。


二年間散々悩みましたけれども、これが答えでした。



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