毎朝ちょこっと見て、ちょこっとでも元気になって欲しい。そんな思いで始めました。

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就農ジレンマ

 

おはようございます。間瀬邦生です。

農業への興味が高まりつつある今日この頃。

その興味を表に出しては、『農業は甘くないよー』の言葉で打ち返される日々ですが、甘くないのは真実ですので仕方がありません。


そんな中で、先日、農業普及機関の方にお会いして、お話を伺いました。


就農希望を打ち砕く現状

農業普及機関の方の話の内容を一言でいうと、希望が持てる話はまったくなかったということです。

大変ということのみの強調されていたお話に思えました。

私が農業の素人ということもあり、まずは農業のマイナス面を伝える方針だったとも思われます。最初は希望に満ちて就農した人が辞めていく事例は数多くあるそうで、そういった人を多く見ているからこその話に思えました。

就農開始時期において、国から受けられる給付金制度がありますが、一定期間は農業を続ける必要があります。もし守れなかった場合は給付金を返済しなければなりません。農業に挫折し、給付金の返済という負債を残して離農する様子も目の当たりにされたそうで、これでは気軽に明るい話をできるはずがないともいえます。


きつい仕事を普及しなければならないジレンマ

農業の従事者を増やしたいけれども、待ち受ける過酷な人生を心配せずにはいられない。

相手の人生を考えてくれているからこそ、何度も何度も就農に対して確固たる意思があるのかを説いてきますし、甘くない職業であることを言い続けていました。

農業を普及する機関とはいえ、有力な販路を持っていることもないでしょうし、そういった状況を鑑みると、農家の暮らしを改善する有力な決め手を持っていないのに農業を普及していかねばならないジレンマがあるように思えました。

希望を持って相談に来る人に、その希望を温かく受け取ることができず、きつい話ばかりしなければならないのは、とても辛いことです。


『きつい』の先にあるもの

農業は、就農に向けての専門的な支援機関もあり、年間150万円、最長7年の青年就農給付金という手厚い給付金制度もありながらも、まったくお勧めされることない職業のようです。

現在、専業農家という道を歩めている人はごく僅かであり、誰しもが反対するのは当然のことでしょう。

農業経営にチャレンジし成功を収めて、農業を希望が持てる職業へと変えていく。

その道を歩むことは、きついのかもしれませんが、魅力的な行動にも思えます。



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