毎朝ちょこっと見て、ちょこっとでも元気になって欲しい。そんな思いで始めました。

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二拠点居住をして十か月経過後の感想。地域のまとまりと農業について

 

おはようございます。間瀬邦生です。

一匹オオカミで独自路線を歩むことの多い私、そんな私が『地域のまとまり』を論じていいものかと、冷や汗したたる思いです。


きっかけは、こんな言葉をお聞きしたからでした。


『氏子総代をやってくれる人がいなくて困っているんだ。地域の繋がりが薄れてきてしまっているよ』


※氏子総代 … 神社の祭礼にあたって神職に協力したり、氏子・崇敬者の世話をしたりする。その神社の氏子・崇敬者のうちの「徳望が篤い人物」。


そもそも地域の繋がりが薄れている原因って何でしょうか?

この問題をあまり深く考えたことのない自分がいました。

過疎高齢化が進むと、地域に活気がなくなり、交流も減ってしまう。

漠然とそう思っていました。


交流が減ってしまう理由が過疎高齢化なのか?


この理由には違和感がありました。

高齢化が進んでいようとも、仲が良い人たちは仲が良くて、交流も盛んだと思います。


きっと別の理由がある。


それは何か。


その理由とは『農業の衰退』ではないか。と思うようになりました。


農業をやっていれば、水路の相談とか、隣の畑に迷惑がかからないようにするとか、収穫の時期にはみんなが協力して一つの畑を手伝うとか、交流が生まれます。

農業が生きていくための仕事であり、その仕事のためには必然的に地域一丸となる。

農業は地域の接着剤だったのだと思うようになりました。

多くの人が農業に従事していた時代、地域全体が農業法人・企業そのものだったのではないかと思うのです。



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