海外生活(2)中国で生活してみて思う、日本ってしがらみが多すぎじゃないか?
おはようございます。間瀬邦生です。
日本のルール・マナー・礼儀といった文化には誇りを感じつつも、『これってやり過ぎなのでは?』と感じることもしばしばです。
例えば、日本にはこんな習慣が存在します。
1.10分以下の電車遅延で、お詫びの放送が流れる
東京の電車では、10分でも遅れるとお詫びの放送が流れます。
朝の通勤ラッシュで10分程度の遅延は日常茶飯事であり、この程度で『申し訳ございません』と言わないといけないのかと、うんざりすることがあります。
遅延の理由の放送は賛成なのですけどね。
○○駅で体調不良の方の救護のためとか。線路に人が立ち入ったためとか。
私は、遅延の事実さえ放送して頂ければ満足です。
『申し訳ございません』には、謝罪の意味よりも、『ご迷惑をお掛けしますが…』といった意味合いで慣例として使われているのでしょう。
それでも、謝罪単語の連発に息苦しさを感じることがしばしばです。
2.低価格帯の飲食店での丁寧な接客
日本の飲食チェーン店の品質と提供スピードの速さは圧巻です。
不断な経営努力による原材料費や人件費を削減、その結果の安価高品質の商品の提供。その上、店員の接客レベルの高さも目を見張るものがあります。
そんな接客を目の当たりにしたとき、
『もっとぶっきらぼうでいいよ』
と声をかけたくなります。
高い接客(≒気遣い)レベルが、働く人のストレスになっていないか心配になります。
そうは言っても、ぶっきらぼうな中にも愛嬌は欲しいところがあり、そこは人間の性でしょうか。
中国の飲食店では、マニュアルどおりの接客はなくとも、愛嬌のある接客は多かったように思えます。
結局はなにが一番良いことなのだろう?
日本と中国(海外)との文化の違いと言ってしまえば、それだけのこと。
私と他の人では感じ方も違うと言ってしまえば、それだけのこと。
どっちが答えということではないと思います。
電車の放送を流している方も聞いている方も、何も気にしてないかもしれない。
飲食店の店員も客も、何も気にしていないかもしれない。
些細な物事が気になってしまうこと自体、私自身が病んでいて、まだまだ『しがらみ』に捉われているともいえます。
むむむ・・・。
以上、とりとめのない話になってしまいましたが、今回はこのへんで。