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アウトローになって分かること(2)海外留学『やらなければできないが、やりさえすればできる!』

 

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おはようございます。間瀬邦生です。

人生には転機というものがあって、それは人との出会いであったり貴重な経験であったり、後々の人生を大きく左右します。


第二回は十二年前の自分。会社を辞めて中国へ一年間の海外留学をしたときのことです。


留学を決意した理由

中国語の習得は私の目標でした。

そんな中、習得のめどがまったくたたず、危機感は募るばかりでした。もし日本での学習が順調であれば、会社を辞めて留学する必要はなかったと思います。

留学をしたかったというよりも、やむをえず留学したという方が正しいでしょう。

結果的に留学によって語学力が飛躍的に伸びました。この事実は、何かを成し遂げようとしたとき、たとえ才能がなくても頭が悪くても行動力で補える、ということの証明になりました。


海外留学で学べたこと

海外留学で何を学べるかというと語学力は当然のこと、それ以外にも、

様々な人と触れ合う『コミュニケーション力

色々な文化を知る『広い視野・視点

相手の考えを尊重する『共感力

など多くのことがあり、こういう一般的な話は多くの留学サイトに載っています。


でも、私が学んだと思っていることはそういうことではなく、ただ一つ、


『やりさえすれば、できる』


ということでした。

学生時代に英語が苦手だった私は、英語を諦めて中国語を始めたもののまったく上達しません。勉強のための時間や資金ばかり浪費されていきました。

そんな私が中国語を話せるようになりました。環境を変えることを恐れなかったおかげだったと思います。

私が中国留学で手に入れた一番大きなこと、それは語学力でも他の諸々の力でもなく『やりさえすれば、できる』という自信でした。


まとめ

『やりさえすれば、できる』ということを繰り返し言ってはいますが、私は一年間の留学と半年間の現地企業での会社勤めの合計一年半で日本へ帰国しました。長い期間とはいえないでしょう。

だんだんと中国での生活が辛くなってきたのです。

一年半という短い期間で本当に『やればできた』のかと問い詰められると、自信を持って『できた』と答えるのはおこがましいですが、私としてそれなりに満足のいく水準のものは手に入れられました。


挑戦さえすれば得られるものが必ずあります。それは裏を返すと、挑戦しないと何も得られません。

以上、今までの本文の内容からすると、私は『挑戦すること』を推奨しているように聞こえますが、決してそんなことはなく、挑戦しない人生だってありでしょう。

挑戦していない今の自分がいても責める必要はなく、『やりさえすれば、必ずできる』のですから、すべての人が自信を持って生きて欲しいと思います。

誰だって可能性を秘めていて、今の実力の差なんて些細なものであって、相手を見下すことも自分を卑下することもナンセンスなのだと思うようになりました。

それまでは挑戦しない人間を認めないという冷たい一面を持っていた自分が、中国での経験を通して優しくなれた気がします。

そんな優しい自分に育ててくれた中国という国に私は感謝をしています。

というところで、今日はこのへんで。



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