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アウトローになって分かること(1)高校中退『自分で考えて決める』

 

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おはようございます。間瀬邦生です。

人生には転機というものがあって、そのときの決断が後々の人生を大きく変えてしまいます。

目的地へ向かっていても最初の一歩の方角が少しずれていただけで、最終的にまったく違った場所にたどり着いてしまうように、転機ともなるとだいぶ違う方向にその一歩を踏み出すわけですが、本日はその頃の自分を振り返ってみたいと思います。

第一回は二十年前の自分。高校を中退したときのことです。


目次

1.中退を決意した理由

2.中退を踏みとどまる可能性があったとしたら

3.中退への不安について

4.中退後の一年間の経験

5.大学に行こうと思った理由

6.学校制度について考察

7.まとめ


1.中退を決意した理由

理由を一言で言うと、高校での勉強が楽しくなかったからです。

当時の自分にどういう志があったのか覚えていませんが、入学前は『高校で勉強する』という意欲には溢れていたことは確かでした。部活動や華やかな高校生ライフといったものに興味はなく、ただ勉強への意欲に溢れていたという記憶だけは残っています。

そんな私が高校の授業に期待していたことが、

『社会に出てから、役に立つかどうか』

という点であり、それを満たしていると思えなかった授業にやる気が起きませんでした。


2.中退を踏みとどまる可能性があったとしたら

中学生のとき、学校の授業には不満を抱いたことは一度もありませんでした。

それがわずか二週間の春休みを挟んで、別の学校に通うことになっただけで、こんなにも無意味な授業だと思うようになってしまった理由は今でも分かりません。

中学生のときは疑問を持つことなく目の前に出された内容を受け入れることができていたのに、高校に入った途端に急に無意味に感じるようになっていました。

中学生から高校生になり、授業の内容の何かが変わったのでしょうか。


中学時代は部活も充実していたし先生も好きでした。

学校そのものが楽しかったのです。楽しいものに否定的な感情が生まれることはありません。だから授業に疑問を抱く発想にもならなかったのでしょう。

同じことをやるのでも『楽しくやれるかどうか』は非常に大切なことなのだと今更ながらに思います。

これは仕事でもなんにでも当てはまることで、当時の私がそこに気付いていれば別の結果になったかもしれません。


3.中退への不安について

不安があったのかというと、おそらくほとんど不安はなかったように思えます。

不安があればもっと躊躇したところでしょうが、当時の自分に迷いはありませんでした。

この頃から私は中国古典に傾倒していて、それらの本を自由に読める時間が作れることが楽しみで仕方なかったのです。

高校の授業と中国古典を天秤にかけた結果、自分にとって価値のある方を選んだのでしょう。


4.中退後の一年間の経験

近くのスーパーでアルバイトをしました。

同い年の同僚が二人いたのですが、中学時代はおそらく不良と呼ばれていたのではないでしょうか。

私は不良と接する機会がなく、苦手なイメージがあり、そして嫌っていました。このときに人生で初めて近い距離で接することになりました。

いざ話してみると、実に良い人なのです。

これはカルチャーショックでした。

このとき私はやっと気づくことができたのでした。

『人はみな同じ』

ということに。

私の人生で僅かな期間にも関わらず、今でもその二人の顔は鮮明に覚えています。


5.大学に行こうと思った理由

もう一度バスケットボールがやりたくなりました。

ただそれだけの理由でした。

進学の道を選ばないとすると就職という道を選ぶことになります。

その二者択一を迫られたときに、自分のバスケットボールをやりたいという気持ちに気付くことができました。

当時の私にはアマチュアバスケットボールという存在を知らなかったので、バスケットボールをやるためには学生になるということが手っ取り早い手段でした。

やりたいことをやるためには、やりたくない勉強でもやる気になりました。


6.学校制度について考察

学校を辞める決断をしたということは、私の価値観の中では学校制度が不要なものであるとの結論を出したということでもありました。そんな私が再び学校制度に沿って歩んでいくということは、学校制度に対して何らかの意義を見出し、自分自身を納得させる必要がありました。

大学進学を決めたとき、今の学校制度について私なりの結論を出しました。

『学校制度は、学歴の争奪戦という目標を与えて、自分の将来を見つけていない子どもたちが進む借りの道を提示している』

ということでした。

社会の秩序を保つために昔の政治家が考えた知恵だと思いました。

目指す目標がないと人は大きな不安に襲われます。


私は自分がやりたかった勉強を一通り終えたときに路頭に迷いました。

未来が見えないのです。

そして私は約一年間のアウトロー生活に終止符を打つべく大学受験を決意しました。

『進む道があるということはなんて楽なのだろう』

と心からそう思いました


このあたりの考え方は千差万別で、考えを押し付けるという気持ちはない点をご理解いただきつつ、私はこのように考えて学校の存在に納得することができたのでした。


7.まとめ

中退をしたことが良かったのか悪かったのかは分かりません。

しかし、現状に疑問を感じたときに『高校を退学する』という行動をとれたことには価値があると思っていますし、『大学に進学する』という行動がとれたことにも価値があると思っています。

自分で考えて自分で決めること、何事にも盲目的に従うのではなく、自分の意思で決めることを学んだ高校中退でした。



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