二拠点居住をして六か月経過後の感想。子どもが都会で学べること、田舎で学べること
おはようございます。間瀬邦生です。
今も昔も人間観察が趣味で、周囲からは悪趣味だとよく言われます。
人はどうすると善人に育つのか、悪人に育つのか。人の行動の動機の根本はどこにあるのか。そのメカニズムを解明して、人を思い通りに動かしたい、のではなくて、純粋に人という生き物に興味があるんでしょうね。
見栄をはったり、面子にこだわったり、義理堅かったり、裏切ったり、その仕組みにはきっと何かの法則性があり、それを分析するのは日々の楽しみであったりします。
と、少々話が逸れてしまいました。
本日のテーマは、子どもにとって、都会と田舎のどっちが教育の面で良い環境なのかです。
どっちがいいのでしょうか?
私の通った中学は、一学年200人を超える都会の学校でした。
そこで一人の天才に出会い、私はその才能にいつも憧れていました。その天才になんとか勝ちたいという気持ちから、だいぶ勉強をした記憶があります。
同じく中学時代の友人二人が若くして海外に飛び出しました。その姿を見て、私の心にも海外を志す感情が生じ、遅れはしたものの海外に飛び出すことができました。
同級生が200人いるのと20人いるのとでは、自分に影響を与える友人に出会う確率に10倍の差が出てしまいます。
もし、同級生が20人の田舎の学校で過ごしていたら、今の自分がどうなっていたかは分かりません。
人の多さは優秀な人間と出会う確率の高さに比例します。
一方で田舎の学校ではどうでしょう?
一か月前の記事『二拠点居住をして五か月経過後の感想。田舎に善人が多い理由』でも書きましたが、田舎には本当に善人が多いです。
善人が多い環境で育った子どもは善人になる可能性が高く、優しさや人の良さという面で、都会の子と差が出てくるのではないかと思われます。
しかし、今の世の中は競争化社会であったり、グローバル社会であったり、人の良さだけでは生きていけない社会だったりして、そういう社会で生き抜くしたたかな力は育ちにくいのかもしれません。
つまり、ある面では都会がいいし、ある面では田舎がいい。
私が目指す究極の教育は、その両面を兼ね備えた教育環境です。
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