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愚痴と不満を聞き分けるべし!

 

20160731_2おはようございます。間瀬邦生です。

全ての要望に応えるべく東奔西走、優先度の低い要望は後回しにもしますが、出来る限り要望に応えたいと思うのは誰もが思うことですよね。

限りある時間で要望に応えるためには取捨選択をする必要もあり、そんなときは内容を選別する技術が必要になってきます。


というところで、今回はその『顧客のクレーム』について考えたところ、二種類あります。

一つは愚痴、もう一つは不満で、それぞれ扱いが異なります。

どのように扱うかというと、


『愚痴は聞くだけでよく、不満は対応しなければならない』


愚痴に関しては同意を求めているだけで、不満を自分以外の人にも理解してもらうということが重要です。そういう類の話のときは、こうしたら良いとか具体的なことを言う必要はなく、むしろ、

『そうですよね~』

と相槌を打っているだけで相手は満足してくれます。

年をとるごとに愚痴っぽくなるとも言いますし、ちょっとした不満でもそういう話は面白いもので、ついつい大袈裟に言ってしまうものですよね。

そんな愚痴を真に受けて本気で取り組んでも、相手から見れば、

『おいおい、そこまでしなくていいよ』

ということにもなりかねません。


一方で、不満に関しては、具体的な施策が必要になることは言うまでもありません。


言葉の本質を掴むのはとても難しいことです。

つい最近のテレビ番組でもとある企業のクレーム対策会議が取り上げられていましたが、同じ内容を言っていても、口調によって愚痴程度のものであったり、心から不満に思っていることであったりするのですよね。

そして顧客の実声を聞くことで、より現実的な問題として捉える意識も芽生えるそうです。

そういった理由から、その企業のクレーム対策会議では、クレームの内容を文書で読むのではなく、顧客からの電話の録音をそのまま流すそうです。

質の高い会議だと思いました。


意見を聞いたときには、ちょっと冷静になって、愚痴なのか不満なのかを考えてみよう。

問題を整理する大切さを実感した今日この頃でした。



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