別れの辛さを自分の強さに変える
おはようございます。間瀬邦生です。
卒業式シーズンですね。私も幾度の別れを経験してきましたが、別れは友人との付き合い方を考える良い機会になります。
別れのときは複雑な気持ちになります。
相手の将来を応援したいという気持ち、今までのように気軽に会えなくなる現実を残念に思う気持ち、寂しいという気持ち、色々絡まっていわゆる感傷的な気分になります。
マイナスな印象も含む『別れ』に対して嫌悪感を抱いていました。
そして、その複雑な気持ちを毎回味わうことに終止符を打つべく、『別れ』を以下のように考えるようにしました。
『別れ』とは『日常で会えなくなる』だけ。
死ぬわけでも、一生会えなくなるわけでもありません。
同じ地域に住んでいるだけなら、2時間もかければ会いに行けます。
日本にいるなら、飛行機を使えば4時間もかければ会いに行けます。
世界のどこかにいるなら、十万円もかければ会いに行けます。
会おうと思えばいくらでも会えるという、ただそれだけのことに気付いただけでした。
そこに気付いたことで、私がどうして別れに対してマイナスイメージを抱いていたのかが分かりました。
『別れのマイナスイメージの本質は、私がその人との交友関係を続けていくことへの意思の弱さだったのです』
それからというもの、私は一度『友』と決めた相手であれば、いつどこへでもすぐに会いに行く覚悟を決めました。助けが必要とあれば、すぐにでも駆けつけようと思っています。
そう考えるようになってから、別れのマイナスイメージは払拭され、むしろより強くその人を大切にしようと思う気持ちが生まれるようになりました。
私の人生の三十五年には、まだ別れが発生していないのかもしれません。それはとても幸福なことに思えます。