田舎+自営業=変人に出会う確率大
おはようございます。間瀬邦生です。
田舎に移住してきてからというもの、明らかに自分の周囲に変人が多くなったような気がします。
当人が変人でないにしても、変人を好きな人も多いようです。
きっと都会にもそういう変人はいるのでしょうが、私の過去において、人の多さに紛れて気付くことがなかったり、会社員をしているとそういうコミュニティに関わることがなかったりしたのかもしれません。
社会に適応できた変人は奇才や天才と呼ばれ、社会に適応できなかった変人は変人と呼ばれます。変人扱いをされて人間不信に陥った者は、人間の少ない田舎を生活の場に選びます。そしてそこは生きやすかったのです。
私も移住者。変人も移住者。同じ移住者コミュニティに属することになります。
私は自営業(農家)を始め、会社員とは違ったコミュニティに属するようになりました。すると身の回りの人種も変わってきました。
フリーターやニートといった人種が多く集まるようになりました。
都会生活のときにも変な人には出会っていたのですが、最低限みんな仕事はしていました。だから人としての社会性は一定のレベルを保持できていたように思えます。
しかし、社会に適応できず、定職に就けない人は違います。
定職につかない→社会に出ることが少なくなる→自分独自の価値観が育つ。
という構図により、その社会性は退化していき、変人性が昇華されていくようなのです。
・嘘つきだと自覚しつつ、嘘をつき続ける嘘つきな人
・大雨が降ると、災害の恐怖に駆られて、高地(山)でキャンプをする人
・山奥の引きこもりミュージシャン
・自宅キャンプ男
みんな色々と悩みを抱えて、変人になっています。不可抗力です。
自宅キャンプ男は、定職に就いていないことで、家族との仲が気まずくなりました。仕方なく自宅の敷地内で別宅暮らしを始めたとのことです。
社会性欠落変人が、田舎と都会での暮らしを比較した場合、田舎の方が生きやすいような気がします。
都会だと人に埋没しますが、田舎だと自然に埋没します。
その差は何かと言うと、田舎はそもそも人が少ないので孤独を感じることが少なくなり、精神的に安定するようです。
また、田舎に住む一般の人たちは、ゆったりとした時間軸の中で生活しているので、変人に寛容であるようにも思えます。
一見働いていないようでも、生活保護を受けずにギリギリなんとか生活はしているようなので、まあ田舎の変人の多くは幸せに暮らしているのでしょう。