今更ですが「人たらし」の重要性を学んだ
おはようございます。間瀬邦生です。
日本の人口は減少に転じていますが、全国いたるところで人が減っていますね。
東京山手線エリアのコンビニでは、外国人の従業員を多く見かけるようになりました。
地方に目を向ければ、一次産業はいつも求人を募集しています。
10年前とは違った光景が広がっていることに今更ながら気づきました。労働者不足は深刻な問題です。
人が足りない!
となれば、AI、IT、機械化はできる限り推し進めて、少ない人材は人でしかできない仕事に回すことにします。
それでも人は足りない状態であれば、事業のボトルネックは人手不足ということになります。
現状の人材の採用において、「優秀な人材かどうか?」と検討する以前に、採用する人そのものがいません。
このボトルネックを解消しない限り事業の成長は望めません。
これだけ人材不足が叫ばれているのですから、人材を集められる人材こそが、まさに今必要とされる人材と思うようになってきました。
人さえ集められれば自分は何もできなくてもいい。極論ではありますが、そういうこと。
1人の優秀な人材は、1人分の力。
10人の優秀な人材をまとめられるリーダーは、自分を入れて11人分の力。
アイデア力があるとか、センスが良いとか、ITスキルが高いとか、営業力が高いとか、発信力が高いとかは、何かしら秀でたものがないとリーダーにはなれないものですが、
そんな技術的な何かよりも、
組織の力を何倍にも高めるリーダーの素質は、人たらしということではないでしょうか。
私はバスケットボールチームのまとめ役をやっていた時期がありました。
チームがうまく回っていた時代、練習に人が足りないとき、急でも練習に人を集められる優秀な人材がいました。
その優秀な人材は、遅刻はするし、バスケに対して真面目でもないし、言っていることがちゃらんぽらんでしたが、人は集めてこれました。
彼こそが今の時代に必要な人材なのかもしれません。
人手不足な今だからこそ、人が集まってくる人材の素質とは何か、を見つめなおしたいと思います。