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地域おこしの8割は信頼関係を築くこと

 

おはようございます。間瀬邦生です。

個人事業主2年目に突入しました。仕事に慣れたこともあり、昨年の同じ時期より余裕のある日々を送っています。

年初の記事で「今年の目標・抱負」をお伝えしました。お祭りの黒字化や地産地消の推進等々。ここ数日、その目標にどう取り組むかを考えていました。


色々と思案し、整理してみると、目標達成の方法は実にシンプルでした。

それは関係者との信頼関係を築くこと。信頼関係を築き、協力して事に当たる同志となること。その時点で目標の8割は達成です。



「お祭りの活性・黒字化」の例で考えてみる

当市には、関東三大裸祭り「甲神社の祇園祭り」や、関東一の大鍋「芋煮会」など幾つかの大きなお祭りがあります。

その中の1つ「西塩子の回り舞台」というお祭りには、ボランティア・出店をした経験があり、少々事情が分かります。まずはこの祭りから考えてみます。



問題点

徳島の阿波踊り祭りが大赤字のニュースは、一時期多く報道されました。

お祭りの開催費用の問題は、どのお祭りでも一緒です。その赤字の構図はというと、以下のようになります。


『 お祭りにかかる費用 > お客さんが感じる価値+地元企業が感じる価値+行政の助成金 』


開催費用が高額の割には、お客さんはお祭りを見るだけでお金を落としてくれず、地元企業の協賛金も少なく、行政からの助成金も少ないということです。


問題点の答え

お祭り成功の答えはもう出ています。

インターネットで検索すると簡単に教えてくれました。以下3つのセオリーがあるそうです。

1.SNS映え・インスタ映え

2.見るだけではなく、参加型

3.飲食物のクオリティ


お祭りが盛り上がれば、お客さんも地元企業も行政も、お金を落としてくれます。


問題点の答えを、具体的なものに落とし込む

成功3つのセオリーは抽象的な内容ですので、

「どうインスタ映えするのか」

「どういう参加型にするのか」

「どういう飲食物を出すのか」

という具体的な内容を詰める必要がありますが、多くの人が集まって意見を出せば、必ず良い案は出てくるものです。私の経験上、意見が出なかったことはありません。

ただ、意見を出そうという気持ちになるまでが難しいと言えます。


意見を活発にするためには、関係者みんなのやる気に火がつく必要があります。みんながやる気になる過程で必要なことが、信頼関係を築くことなのです。



「地産地消の推進」の例で考えてみる

市内で生産したものを、市内で消費してもらうためにはどうするか。

当市の人口の多い地域では、「楽市」と呼ばれる日曜朝市が開催されています。出店は市内の生産者の人々です。まずは、その朝市に狙い定めようと思います。

既に地産地消の道筋は出来ており、この楽市が盛り上がれば、地産地消の展望は徐々に開けていくでしょう。


楽市はお祭りよりも運営規模が小さく、規模が小さければ信頼関係を築く人も少なくて済みます。お祭りよりも楽市の方がうまく話が進むような気がします。



信頼で人を結ぶ

1人でできる仕事の量は微々たるものです。

多くの人が意見を出し合うことで良いアイデアが生まれ、多くの人が協力してこそ良い事業運営が可能になります。


1人で解決しようとは思わないこと。絶対にうまくいきません。

みんなで解決する体制作り、それでの仕事の8割は完了です。



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