血の通った報道を聞きたい。熊本地震の報道で気になったこと
おはようございます。間瀬邦生です。
熊本で地震が起きて10日ほど経ちました。連日のテレビ報道の中で、スイカ農場をリポートしていたときの話です。
『スイカの皮に傷がついています。これではもう売り物にならないそうです』
リポーターが言っていた言葉に反発心を覚えました。
そんな深い傷には見えません。
気になってスイカの傷について調べてみたところ、少々の傷であれば訳あり商品として販売できることが分かりました。
私としては、先の言葉の後にこう続けて欲しかったです。
『でも、少々の傷であれば問題なく食べられます。こういうときこそ熊本産の商品を全国に流通させ、全国で熊本産の商品を買うということ。そういったことも支援ではないでしょうか』
私見を交えずに事実を伝えるということが大切なのも分かるのですが、その切迫感のない報道に苛立ちを覚えることもしばしばです。
全国のお茶の間に情報を届けられるという機会に、全国の視聴者に支援の感情を奮い立たせることができる機会に、何故もっと踏み込んだ主張をしないのでしょうか!?
一歩踏み込んだ報道をすることで視聴者の心に大切なメッセージを残すことができると思うのです。
かく言う私も熊本のために何か活動をしているわけではなく、偉そうなことは言えないのですが、散見される血の通っていない報道には辟易します。