地域おこし協力隊の第一週目
おはようございます。間瀬邦生です。
安倍首相は地域おこし協力隊3000人を目標に掲げて地方創生に力を入れているということですが、その現状はどうなのでしょうか。
地域おこし協力隊をしている人物の信頼のあるルートから聞いた情報による、『地域おこし協力隊、第一週目の様子』をお伝えします。
1日目はひたすら庁舎内の挨拶回りです。
まずは自治体の長からの辞令を受けて、続いて新聞社の取材を受けます。休む間もなく副市長に教育長、地域活性部署やら関係個所に頭を下げて回ること挨拶の嵐です。頭頂部ハゲの人にとっては地獄の一日となることでしょう。
地域おこし協力隊というよりも公務員としての身分を自覚させられます。
2~4日目は商工会や地域有力者や各支所回りの地方行脚となります。
十年ほど前に市町村合併で複数の自治体が合併しました。合併しても旧自治体の庁舎はそれぞれ残っているため、そこへ挨拶をしに行きつつ、その地域を見学するという流れです。
5日目はさらに行動範囲が広がり県庁や近隣自治体への挨拶回りです。
というように、とにかく挨拶をします。
人生で一番挨拶をする一週間になること間違いなしです。
挨拶に来た地域おこし協力隊に対して、大抵の相手はどう言葉を返したら良いか分からない表情を浮かべます。
それもそのはず、いきなり知らない人間が来て、
『頑張ります!よろしくお願いします!』
と言われても、
『はい。頑張ってください(何をどう頑張るかは知らないけど…)』
としか反応しようがないですよね。
最初はこんなものでしょう。
外国を訪問した国の代表が、訪問先の代表と満面の笑顔で握手を交わして談笑をするような歓迎光景が起きるはずもありません。
新しく出会う人の数も多いし、新しく入ってくる情報の量も多い一週間となるでしょう
ただ挨拶をして話を聞いているだけなのですが、勤務を終え家に帰ると、どっと疲れが出てきます。
そんな一週間になりますので、もし地域おこし協力隊に今後なる方はそのつもりで臨みましょう。