地方で起業するとは?vol.14
おはようございます。間瀬邦生です。
つくばスタートアップパークさま開催『スタートアップの在り方を問いアクションし続ける方をゲストに招くトークイベント』の第14回目を聴講しました。
『地方で起業するとは?vol.14』
というタイトル。
ウェブでの参加が可能。今回はZOOMにて。
以下、内容をまとめます。
アパレルブランドの商品開発を行っている 株式会社 ALL YOURS の 木村まさしさん。つくば市在住。
大手アパレル卸企業に勤務後、2015年に起業。
地方での起業とマーケティングについてのお話です。
実のところ起業は地方ではなく都会。ですが、今は地方に店舗を構えているとのことです。
地方は家賃が安く、店舗コストが抑えられるのが大きなメリット。創業当初の売上の低い時期を乗り越えるために地方は最適。と答えは明確です。
地方の店舗あたりの客数が少ないのは承知の上です。ECサイトでの販売をメインとしているため、その点は売上に影響しません。むしろ店舗はお客さまに商品を直に見てもらったり、交流の場として考えているので、コストが安いに越したことはないとのことでした。
『○○にこだわって作っている』というのが作り手のストーリー。
『○○によって、お客さまには△△のような幸せが生まれる』というのが使い手のストーリー。
使い手の視点に立って。ということ。
お客さまが製品・サービスからもたらされるモノ(恩恵)を明確にして商品を作ることが大切だと言っていました。
ゲストの方の会社では、SNSを商品の直接の発信ではなく、商品を購入してくれたユーザーの投稿をシェアする形で使っています。使った人のリアルな意見として、大きな発信力になっているというのです。
広報するべきことは広報し、ユーザー参加型のコミュニケーションにも多くの力を注ぐ方針だそうです。
クラウドファンディングの経験も多く、その支援の内訳はほとんどが知人なのだそう。むしろ知人しか支援してくれないとも言っています。
SNSをユーザーとのコミュニケーションの場として使うのも、ユーザーと会社の距離を縮め、知人の間柄に近づけるため。
いかにお客さまとの1対1の付き合いを強くするかが、経営において大切なこと。お客さまは、お客さまであり、身内のようなものということでした。
ゲストの方の言っている『1対1』は、まさに地方ビジネスの基本。
地方ビジネスにおいては、地元のお客さんと深く繋がれるかが重要だと私も感じています。
1対1をSNSでも徹底している点が、この会社の特徴ともいえますね。
というところで、今日はこのへんで。