農業界に規則が増えてきた。規則が増えるのは亡国の兆しだと思う
おはようございます。間瀬邦生です。
農業界に規則が増えてきました。今回遂に私も直接的な打撃を受けました。他人事から自分事になり、ますます生きにくさを実感です。
冒頭から余談ですが、中国を始めて統一した秦は、その苛烈な法律が原因(と始皇帝の後継者問題)で統一から15年で滅んでしまいました。
そうなんですよ。法律が厳しいと生きづらくなり、不満を感じるようになり、生命を脅かすようになると、人は反乱を起こすんです。
というところで、ここ1~2年くらいで新しく作られた農業に関係する、暮らしにくくなった規則を4つ紹介!
農家はガソリンを良く使います。草刈りのときの刈り払い機はガソリンとオイルの混合油。
車と同じくらい草刈りにガソリンを使いますので、そのたびにガソリンスタンドで氏名・住所を記載し、運転免許証で確認する必要があります。ガソリンスタンドの店員もお客さんも顔見知りなのに。これは非常に面倒!
この規則改正は農家の懐を直撃!
トラクターのロータリー1.8mを装着している知人は大型免許を取りに行きました。10万円の出費とのことです。農地と農地の間の僅かな公道を走るために10万円!
この法令改正はみんな文句をぶつぶつ。
因みに私のロータリーは1.56mなので、今のところ普通自動車免許で運転可能です。
これまでは出荷量の少ない乾燥野菜を作る農家は食品衛生責任者の資格を問われることはありませんでした。それが今年の6月から遂に厳格化。
私は資格を持っているので影響はないのですが、この厳格化は、余り野菜で切干大根などを少量だけ道の駅に出していた農家さんを市場から締め出すことになるでしょう。
サツマイモ苗の販売にあたり、どうやらややこしい手続きが必要になったらしいのです。それによりいつも買っていたところから苗の購入ができなくなりました。
種苗メーカーなど正式に種・苗を販売する手続きを取っている業者以外は「自己増殖による種や苗の販売が禁止」になったらしいのです。
要は、種苗メーカー登録している業者以外(一般のイモ農家)が、「サツマイモの種芋から苗を育てて、それを売ってはいけません」ということです。
本来はイチゴなどの優良品種が海外へ勝手に持ち出されて、許可なしに増殖・生産・販売を禁止したりするためのものなのですが、何故か国内の農家にも飛ばっちり。
大手種苗メーカーの利益を守るために、小さい農家が苦しんでいるということですね。最近出てきたばかりの品種を守るのは当然のことなのですが、今まで普通に流通していたサツマイモ苗も何故か規制の対象に…。
さあさあ、生きづらくなってきました。
法律で縛られている国は、民度が低いってことだぞ!
どうなるニッポン!?