毎朝ちょこっと見て、ちょこっとでも元気になって欲しい。そんな思いで始めました。

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一年を振り返って

 

あけましておめでとうございます。

一年を振り返るのは本来12月31日にやらないといけないのだろうけど、書いている間に翌日になってしまいました。

私は一年に起こったことをまとめて書いたりするのはあまりしないのだけど、知人が一年の出来事・感じたことを7000字くらいにどっさり書いていて、なかなか面白かった。

考え方や性格を全然知らない知人が書いたものだったから、その人を知ることができて尚更面白かったのかとも思う。


人を知るのは面白いということなんだな、きっと。

というわけで私も書いてみる。



農業について

昨年の4月に畝立てアタッチメント42万円で購入して、9月に掘り取りアタッチメントを40万円で購入して、サツマイモの作業がだいぶ楽になった。効率良く作業できるようになった。

一昨年揃えたトラクターと甘藷洗い機と加えて、これで生産についての装備は揃った。

つる刈り機もあった方がいいとか、トラクターが2台あった方がいいとか、そういうのはあるけれど、今の耕地面積だとひとまずこれでオッケー。

ドラクエで言うところの武器・鎧・盾・兜が一通りは揃ったというところ。

農業に関する投資は今後減ると思われる。


昨年は知人の農場に頻繁に手伝いにいったり、サツマイモの出荷でそれなりの実績を上げられたりしたことで、自信もついてきた。


昨年と一昨年の2年で、機械と自信を手に入れた。さらには、優秀な農業パートナーとも出会えた。農業の不安はほぼなくなったかなと思っている。


ただ今年は、収穫した作物を長い期間に出荷するため、「貯蔵」の問題は確実に解決しようと思っている。貯蔵が解決できたら、それこそサツマイモの貯蔵だけでなく、稼いだお金も通帳にますます貯蔵できるようになるので、ここだけは力を注ごうと思っている。



クラウドファンディングで集めたお金で作った食品加工場について

これについては、お金を出してくれた人に「ごめんなさい」という言葉しかない。

さあ、そろそろ加工食品を本格始動しようかって昨年4~5月のときにコロナが流行り出して、保健所と交わしていた手続きやら許可がストップしてしまって、コロナが少し落ち着いた6~7月頃に大切な仲間の農場がピンチになり一週間の半分くらいは手伝いにいったりして、そんなかんなであっという間に自分の農場のサツマイモ収穫が始まってしまいました。


クラウドファンディングで一定額以上の支援をしてくれた人には、年度の終わりに実績報告をする約束なので、今、非常に辛い。胃が痛かった。

でも、私は厚かましい性格をしているものだから、そんなストレスはうまく解消してしまっている。


今私が作ろうと思っている商品を近隣のスーパーで見ると、高知県とか鹿児島県とか遠いところで作っている。実績のある大手が作っているから、ノウハウも大量生産による安価販売もできていて、全国的なシェアを取れているのだろうけど、地産地消はそれに勝てると思っている。

多くの人は、「地元から買いたい。知り合いから買いたい」と思っている。それが人という生き物だから。

だから、私がやろうとしている商品は、作ることさえすれば、近隣地域では売れる。一見すると大手がシェアを占めていてレッドオーシャンな市場に思えるけど、私には近隣に競合がいないブルーオーシャンに見える。


昨年一年は実績がほぼない状態だが、いずれ挽回できると思っている。だから非難は恐れずに受け入れることができる。私は今年成功できる。来年はもっと拡大することができる。と思っている。


だから支援してくださった皆さま、もう少し見守っていて欲しい。



地域おこしについて

5年前にこの町に来たときは人口4万人を超えていたが、昨年の12月初めは3万9000人だった。

何もできずに1年また1年が過ぎていく、悔しい想いでいっぱいだ。

しかし、人口は減少しているが、私自身は後退していない。自分の稼ぎも増えてきて、従業員に支払うお金も増えてきている。自分の生活に余裕ができれば、余った時間で地域おこしをもっとできる。そしていつかきっと実を結ぶと信じている。


ただ、いつかいつかと少しずつ進んできて、あっという間に5年も経ってしまった。

そろそろ速度を上げなければいけないという危機感も持っている。

大きく動くには、大きなお金を動かすということもあるだろう。賭けだ。無理かもしれないと思うこともある。

でも、何か難しいことに挑戦するときに無理はつきものだと思っている。挑戦するってことは、普通の状態ではなく心身に負担をかけるってこと、つまり無理をするってことだ。


私にとって無理は生き甲斐でもある。

少し無理をするくらいが生きていることを実感できる。だから不可能だと思われることに向かって無理をしているくらいがちょうどいい。



熱意について

熱意がある人は行動力がある。

行動力がある人は多くの経験を積んでいる。

失敗も含めて多くの経験を積んでいる人は、成功を収める確率が高い。

世の中を自分の思うように変えていける人は、熱意のある人だ。

昨年は知人の熱意に打たれた一件があって、やはり熱意がすべての根っ子なんだなと思った。

熱意がある人間は責任を取る覚悟もできている。責任を持っている立場の人と話すのはワクワクする。気持ちがいい。身の回りにそういう仲間が増えてきたことが昨年の大きな収穫だったのかもしれない。



コロナについて

私が過去に7年間勤めていたA社は、経営が傾き吸収合併されて社名を変えた。2年半勤めていたB社は、内紛があり、離職者が増え、経営陣が一新された。

A社もB社もどこかに油断があり、危うい経営をしていたと私は思う。私のようなやる気のないプログラマーを雇ってしまうようでは、会社として先見の明がないのかもしれない。

とにかく、危機に対応できない会社は倒産する。


人も同じで、危機に対応できない人は死ぬ。ということだ。


政府の対策が悪いとも思わないし、感染予防をしない人を悪いとも思わない。

他者の誰にも責任があるとは思わない。すべての責任は自分にある。政府を選んだ国民の一人は自分だし、感染予防をしない人のそばに近寄ってしまった責任は自分だし。

コロナでお客さんが減って収入に影響が出るのも、販路を広げていなかった自分の責任。

己が強くなるべし、と、より自覚した。コロナについては、それくらいの出来事にしか思っていない。


ただ大人は自己責任だとしても、子ども・若者たちは気の毒だと思う。運動部の大会がなくなったり、行事がなくなったり、大学生がキャンパスライフが送れなかったり、これは危機に対して準備ができていなかった大人たちの責任で、子ども・若者に責任はないと思う。

「高齢者を守るために若者が注意・自粛して」という呼びかけもどこか心に響かない。



鬼滅の刃について

炎の剣士が「俺は俺の責務をまっとうする」「強者は弱者を守るもの」と言っているようだ。そのとおりだと思う。

その通りだと思うけど私は、「責任を取らない者や、努力をしない者」に冷ややかだ。弱者は責任から逃げがちであったり、努力をしない者だったりする。そういう弱者を守ろうとは思わない。


鬼は人を理不尽に殺すが、人は人を理不尽には殺さない。少なくとも平和な日本においては。

理由がないと人は人に危害を加えることはしない。弱者が虐げられているとき、理由をまず探ってしまう。本当に強者が弱者を虐げているのか、弱者が甘えているだけなのか。


鬼滅の刃でいう弱者とは、「将来は強者になる可能性のある今は弱者」ということになるだろう。永遠の弱者を守って強者が全滅したら、結局弱者も全滅する。心を鬼にして弱者を守らないことも重要だ。


こんな書き方をすると、弱者に厳しいことばかり言っているように聞こえてしまうけど、私は弱者を強者にしたいと心から思っているし、弱者を強者にする手助けは全力でする。だから多少厳しいことも言える。私は弱者をそう簡単には見捨てない。それは今まで多くの人と自分を比べて確信しているから自信を持って言える。


炎の剣士の名言を、自分に当てはめてみると、以上のようになる。



メディアについて

自営業になってから、昼の報道番組を見る時間にテレビの前にいられるようになった。

不幸や事件を食い物にしてギャラをもらっているコメンテーターや、一般受けをする正義を語って庶民の歓心を買おうとするコメンテーター。私は虫唾が走る。


コロナで地方移住の話題も増えたが、移住をネタに田舎の習慣を蔑むコメンテーターもいる。都市と田舎の距離を縮めるどころかむしろ広げるようなことほど好んで取り上げる。メディアは作りたい番組内容に誘導するような取材を、よくする。まあ視聴率が取れるからそうするのだろうけども。

こんな感じで、メディアをより深く学べた一年でもあった。



2021年について

今までどおり頑張ろうかなと思っている。

頑張っても成果が出ないこともあるし、そう頑張らなくても予想以上の成果が出ることもある。

まだ機が熟していないときは頑張らないし、ここぞというときには頑張る。


40歳を迎えてしまったので、無理はきかないし、健康にも気を付けないといけないので、基本的には6割くらいの力で普段は稼働していきたい。勝負どころでは全力を出せるようにはしておく。


特に勉強したいことはない。商売していたり、イベントを企画したり、今までどおりに活動しているだけで否が応でも勉強せざるを得ないから。


人生も折り返し地点を過ぎてしまった。ますます1日1日を大切に生きていきたいと思っている。どうぞ今年もよろしく。



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