田舎は政治が近い
おはようございます。間瀬邦生です。
田舎での暮らしに馴染んでくると、政治への興味も増すようになりました。
(田舎で暮らしているといっても、二拠点居住のような形態ですが)
1.人口に対して公的な資金の流入が多い
2.選挙の一票の重みが大きい
3.有力者が近くにいて、権力を感じる機会が多い
要は公共事業が多いということです。
田舎は人口密度の割に土木・建設業が多く存在することから、なんとなくですが公共事業に頼る割合が大きいのを感じます。
道の補修や拡張工事はよく見かけます。「この道、意味あるのかな?」と感じる工事も半数くらいはあります。まあ、使いきり予算の話題は、なかなかデリケートな話なのでこの場ではしませんが…。
最近は、地方創生事業として多くの資金が国より降りてきている話も聞いています。
要は人口が少ないということです。
市議会議員選挙であれば、支持地域一戸一戸すべて訪問できるくらいの人口です。おそらく多くの人が、市議会議員1人くらいとは面識があるはずです。
そんな関係から気軽に政治家とお話ができます。
これも要は人口が少なく、コミュニティが狭く、有力者近くに存在するということです。
都市では、隣近所の人と同じ会社に勤めることは稀。
政治権力と、会社権力は別地域です。
でも、田舎の農家は、「住んでいる地域=職場」。
地元の有力農家が、政治的な力を持っていることも多いようです。。
農家には部会という組織があります。
部会とは作物ごとに「なす部会」「施設栽培部会」という単位でまとまった共同体で、仲間でお金を出し合って高価な農機を買ったり、共同で販路を開拓したりします。
その部会長というのが、会社で言う社長のようなものであり、地域の産業の親方として自治体や市長にも一目置かれ、強い権力があります。もちろん選挙の票も集められます。
つまり、「政治権力≒会社権力」になりがち。
東京にいたときはなんで関心をもたなかったのでしょうか。やはり、政治が自分に及ぼす影響が少ないからでしょうね。
田舎では自分が部会長にでもなれば、結構な権力を得ることができます。
その部会長が同じ町内にいるものですから、もしかしたら私もそれくらいにはなれるかもという気も抱いてしまうわけで。
自分が大きくなるためには政治との結びつきも強くしなければいけないという意識も芽生えました。
田舎という新しい環境は、また私に新しい発見をさせてくれたようです。