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農家の真面目に働く姿勢に居心地の良さを感じる

 

おはようございます。間瀬邦生です。

会社員時代と、田舎の一次産業に関わる仕事との、仕事への向き合い方の変化について考察します。


会社員の哲学

会社員もアルバイトも時間でお金を貰っています。

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仕事に対して真面目でも不真面目でも評価は同じです。どの会社にも評価制度がありますから、同じということはないのでしょうけれども、やはり一律に近いのです。

一律ということは、苦労をしても楽をしても、報酬は同じということ。

仕事が出来る人でも出来ない人でも、報酬は同じということ。

私は完全歩合制の営業職や、実力主義の外資系企業やベンチャー企業にいたことがないので、そういう会社であればまた違ったのでしょうけれども。

基本的に企業には「多少不平等でも皆一緒に助け合っていきましょう」という論理があり、それもまた企業の在り方の一つだとは想います。


そんな企業に所属する中、私は楽をしてお金をもらっている人間を見ると、自分が真面目に働くのが馬鹿らしくなり、モチベーションが落ちてしまいます。

その会社への愛着は失われ、仕事への意欲も失い、向上心も失ってしまったのです。


仕事が早く終われば自分の為に時間を使っていましたし、仕事の合間に起業のことを考えていました。

会社の仕事をしていない時間が多く存在したことは、まだまだ会社で自分の力を出し切れていなかったとも思えるのです。


農家の哲学

農家は自営業です。完全歩合制の出来高払いです。

働かないと1円も入ってきません。

不真面目な人間はいません。楽をしている人間もいません。少なくとも私の知る限りではいません。

楽をしようと考えた人間は、おそらく農家という職業を選択しないのでしょう。

労を惜しんで働くのが農家なのです。


一番楽をしている農家は自分ではないかと思っています。それくらい周囲の農家はみんな働いています。

働くとともに成果をあげないと稼ぎにならないので、プレッシャーもあります。自営業とはそういう緊張感を持っている仕事なのです。程よい緊張感が自分を引き締めます。

周囲が真面目だと、自分も負けないように働く気になります。もっと学ばないといけないという向上心も沸きます。

私にとって、このような向上心を忘れることのない環境は、非常に心地の良いものでした。


農作業も適度にやれば、都会のトレーニングジムに通っているようなもの。

体を動かすのが好きな私にとって、農家は意外と天職なのかもしれません。



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