地域おこし協力隊を待ち受ける3つの苦痛
おはようございます。間瀬邦生です。
地域おこし協力隊という立場は楽しく、そして辛くもあります。
今日の内容は、これから地域おこし協力隊になろうと思っている人に向けての脅しです(冗談)。しかし、あながち冗談でもないかもしれません
特に若い人ほど、これらの苦痛を感じることになるのではないかと思います。
1.自分の無力さを痛感する苦痛
2.貴重な時間が失われていく苦痛
3.任期終了時の苦痛
4.まとめ
地域おこしは、はっきし言って難しい。
新しい商品を作っても売れない。どんなにイベントをやっても移住者はやって来ない。
そもそも良いアイデアなんて浮かばない。
自分が何をするべきか分からない。
自分の存在価値に疑いを抱く。
どうして自分がここにいるのか、居場所がない。
そんな思いを抱く協力隊も多いはず。
何もできない自分がいて、そこに居続けることは、ある種の人間にとって辛いことだ。
自分の無力さを痛感するとは、つまり何も成し遂げられない状態ということだ。
その状態から脱却するには、ひたすら勉強するしかない。しかし、地域おこしのマニュアルや教科書はない。あったとしても必ずしも正解というものでもない。
こうして、もはや何を勉強したら良いのかも分からなくなる。すると、思考は硬直する。自分の無力さを実感するとともに、無駄に時間だけが過ぎていく苦痛に襲われる。
スキルアップが目的であれば、一般企業に勤めた方が良い。
協力隊は、正社員ではないので、任期後の雇用が保障されているわけでもない。
ただ「いるだけ」の状態に陥ったら、進退について大いに悩むことになるだろう。
地域を離れるか、地域に留まるか、その差は大きい。
協力隊は地域の人々にとてもお世話になる。歓迎される。そして、その歓迎には定住の期待も含まれているはずだ。
その期待に反する決断をすることになれば、それは辛く、苦痛だ。
別の場所に言っても頑張ってね。という言葉をかけてはくれるが、寂しさなしには片づけられない。
辞めるとき、地域から寂しさを抱かれない協力隊だとしたら、その協力隊の存在そのものが虚しくてたまらない。
地域の特産ブランドを三年間で作り上げ、任期終了後にブランドだけ残して本人は勇退という事例を耳にしたこともあるが、そんな例はおそらく稀だ。
私が考える、地域おこし協力隊の3つの苦痛。
これらは責任感からくる苦痛のようにも思えます。責任感とは、生きていく上でとても大切なこと。それが試される地域おこし協力隊。
これらの苦痛を乗り越える自信があれば、その人にとって非常に楽しい仕事になるのではないでしょうか。