最小限の費用で最大限の価値を生む習慣
おはようございます。間瀬邦生です。
少ない費用で大きな成果を生みたいという感情は、ビジネスに限ったことではなく、日常生活の中でも誰しもが考えることでございます。
短い時間で家事を済ませるには、買い物をどう工夫するかとか、どういう手順でやるかとか、そういったことではありますが、そう思ってはいても、なかなかそれに徹しきれないのが人の性でしょうか。
要は、楽をして得したい。
そんな発想から生まれた考え方を、つらつらとまとめたいと思います。
1.100点は秀才、60点は天才
2.どうにかしてワープしたい
3.二番手商法
遊びたい盛りの大学生。できることなら勉強なんて一秒たりともしたくない。
そんなとき、卒業に必要な単位を効率良く取得するにはどうしましょう。
卒業できさえすれば良い人にとっては、80点以上の「優」でも、60点以上の「可」でも、目的の達成の価値は変わりませんよね。「不可」さえとらなければいいのです。
トップで合格する必要はなく、学習時間という時間的コストを最小限にとどめて、単位が取れることが最上の効率です。
つまり、60点の勉強で済ませるのが、一番効率が良い。
不合格の危険を顧みず、合格ギリギリの点数を取れる人こそ、私は天才に認定したいと思います。
高学歴の人は概ねこの技術を会得しているのでしょうね。
限られた時間で最大限の学習効果を生むことができないと、受験戦争には勝てません。
学生時代は、敢えて60点狙いの練習をするのも面白いかもしれません。
私は横着者で、一つ一つ積み上げていくという作業が苦手です。
これから農業を始めようとはしていますが、長い時間をかけて少しずつ生育させていくのは苦手な分野であり、料理人のように同じものを何度も作るような職業も続けられる自信がありません。
完成までに1から10の作業工程があれば、どうにかして少しでも多くすっ飛ばして10までいけないかを考えます。
私は10年以上プログラマーという職に就いていましたが、この職は一気に作業を短縮できることがあります。
処理ロジックを工夫することであったり、プログラミングコードを効率良く書くことであったり、プラグインを見つけることであったり、フリーソフトを見つけることであったり、たまに奇跡のようなワープが起きることがあります。
この奇跡を起こした瞬間の気持ちの良いことこの上ありません。
営業という仕事も嫌いではありません。
大口の取引で一気に売り上げを上げることもできるからです。
なんにしても、出発した直後に、目的地までどうワープするかを考えて行動することは、その後の進み具合に大きく影響すると思います。
地道に一歩一歩進むだけが目的地への道ではないでしょう。
阿智村をご存知の方も多いと思います。それまでも昼神温泉で有名な地域でしたが、日本一の星空を売りにした観光ツアーにより一躍有名になり、観光客の増加に成功した自治体です。
その星空を真似たのかどうか分かりませんが、星空を売りに地域おこしをしている自治体を見かけることがあります。結果的に阿智村を真似たと思われても仕方がないですが、最小限の労力で最大限の効果を上げるために真似をすることは決して悪いことではないと思っています。
真似たというイメージがついてしまうのは、戦略上良くないことであるでしょうし、著作権が絡むものについては配慮をするのは当然ではありますが、最初に車を開発した会社しか車を売ってはいけないという決まりはないでしょう
まさにこれこそが二番手商法です。
パブロ・ピカソ『凡人は模倣し、天才は盗む』
二番手にすらなれない人は多くいます。
以上。
何とか楽をしたい発想、もとい、最小限の費用で最大限の価値を生む発想でした。