流通を制するものは経済を制す
おはようございます。間瀬邦生です。
今日は流通業について考えてみようと思います。
私にとっての流通業の印象は、装飾が多くてピカピカ光っているトラック、佐川急便やクロネコヤマト、くらいの認識しかありませんでした。
二拠点居住で都会と地方を行ったり来たりしていますと、地方で売られている野菜が都会で同じような品質・価格で出回ることはなく、その違いには何度も驚きました。
最近は流通業の重要性が身にしみつつあります。
輸送時間により鮮度は落ち、運ぶ労力により価格は上がります。
そこには距離という障害が大きく立ちはだかっており、『物を運ぶこと』の重要さを痛感します。
友人の一人はこんなことを言っていました。
『ヤマザキパンはすごいよなあ。田舎のちっちゃな商店でもヤマザキのパンは置いているんだからなあ。パンを食べたいと思ったときに、すぐそばにあるのがヤマザキパンだけだったら、それを買ってしまうもんな。ヤマザキはただのパン屋ではなくて、パンを日本全国に広めた流通業者だよ』
こんなことも言っていました。
『八天堂って知ってる? 広島の小さいお菓子屋さんだったんだけど、それに目を付けた人がいて、そこの商品を一括で仕入れて全国各地の駅のテナントで売ったら、バカ売れしたんだよね。そして今や全国区だよ。もともと良いお菓子だったんだけど、それを発掘して全国に広める行動を起こさなければ、こんなに有名にはならなかったんだ。流通ってホント重要だよね』
安くて美味しいものを作るのは、商品力としての販売戦略。
その商品を欲しがっている人にピンポイントで届けることは、流通としての販売戦略。
道の駅のような販売拠点も、都市部のアンテナショップも、インターネット販売も流通の整備ということですよね。
流通おそるべし、そう思う今日この頃でした。