地域おこし協力隊が本当の信用と信頼を得られるとき
おはようございます。間瀬邦生です。
裏切られてもいいから精一杯相手を信頼しようと思っている私です。
裏切られてもいいという時点で、信頼という行為と矛盾しているのではないかというご意見は勘弁してください。
さて、企業の不正問題のニュースを聞くと、信頼を築くのには長い年月がかかるのに、崩れるときは一瞬だなあ。としみじみ思う今日この頃ですが、『よそ者』の地域おこし協力隊の皆さんは、きっと『地域の信頼を得ること』に日々苦心しているのではないでしょうか。
今日はその信頼について考えてみます。
協力隊には任期がありますよね。そういう期限付きの立場で地域に入ってきたこと自体が地域と共に生きていく覚悟ができていないことの証明です。
活動には期限があるという意識のもとで活動しているのです。いつでも地域を離れることができるし、それは一年後でも一か月後でも明日でも自由です。その覚悟のなさが後ろめたさとなり、協力隊員から自信を奪います。
しかし、覚悟さえできてしまえば、即座に問題は解決します。
信頼が得られない中での活動でも、苦労がある中での活動でも、へっちゃらになります。
誰からの信頼を得られなくても、自分の中で地域と共に生きていくという覚悟があれば、それが心の支えとなってくじけることはないでしょう。
問題の元凶は任期だと既に述べました。
どんなに協力隊の世話を焼いてくれる人だって、『彼(彼女)はここに住み続けてくれないかもしれない』という不安を抱いていると思います。
任期中の協力隊はしょせんお客様です。本当の住民になったわけではありません。
誰だってお客様にはちやほやしてくれますよ。
そう思うと、任期を終了してからやっと本番が始まると私は思います。
信頼なんてその人の人柄・人間性によるものが大きく、任期の問題ではないような気もします。任期どうのと考えてしまうのは私自身の人柄に自信がないから。
私は、まず自分を磨かないといけないですね。