ブルーオーシャン戦略と天下三分の計
おはようございます。間瀬邦生です。
世の中の覇権を巡る争いは古今東西ほぼ変わっていない。と、ふと思いました。今日はそのことについてお伝えします。
アメリカの大企業が、自国のみならずアジアやアフリカの市場を席捲していますよね。
AmazonとかFacebookとか。
10年もすればアジアやアフリカでも、自国のAmazon的な企業が生まれて育っていたかもしれない中、そんな時間を与えずに外国の大企業が進出し、その国の市場を独占してしまいました。
国内でも同じです。
東京で流行ったオシャレなお店は、地方に出店してもやはり流行ります。
これはまさにブルーオーシャン戦略。ライバルがいない市場を狙っていく。
その逆はレッドオーシャン。過当競争の市場です。
というところで三国志の世界を思い出します。
諸葛亮は劉備に天下三分の計を説きました。
既に確固たる地盤を築いた中原の曹操と、江東の孫権とは戦ってはいけません。まずは確固たる支配者のいない荊州と益州を取り、曹操・孫権・劉備の三者で中国を分けたのち、中華統一を目指しましょうということ。
まさにブルーオーシャン戦略です。
ライバルがいない市場に狙いを付けています。
いつの時代も賢い人間が考えることは同じなのですよね。
実は植物界も同じではないかとも思ったりします。
一番初めにその土地で強勢を誇った苗が、大抵生き残ります。他の苗は先に葉を広げられてしまうと、その周辺では下まで光は届かず、光合成ができません。
光合成ができないと成長できずに枯れてしまいます。
最初にブルーオーシャンに参入し、順調に成長できれば、最終的にその市場を独占します。
色々なところで三国志の天下三分の計と似たようなことが起こっているようです。
これだから歴史は面白いと思うのです。