田舎に空家はあるが、農業に適した家は少ない
おはようございます。間瀬邦生です。
田舎で引っ越し先を探しているのですが、物件がまったく見つかりません。
あまりにも見つからないので、家を建てることまで思い詰めているほどです。
では何故私の望む物件が見つからないのか。
聞き取りによって判明した理由は以下のようなものでした。
(1)空家になり月日が経ち、住めないほど老朽化している
(2)居住者が老人ホームに入っており、戻ってくるかもしれない
(3)現在居住者はいないけれども、定年退職後に移る予定
(4)空家に戻る意思はないので、貸すのではなく売りたい
都会では貸物件がゴロゴロしているのに、田舎ではこれほどまでに見つからないものかと驚き、困っています。
調査によって判明した条件は以下のようなものでした。
(1)家と田畑が遠い
(2)家と畑が近くても、畑に水道がなく、家の水道は畑まで届かない
(3)家と田畑が近くても、農産品を保存する倉がない
私は一次産業での起業を希望しているので、会社務めより物件の条件が厳しいのは確かです。
起業に困難はつきもの。
多くの商売において、店舗の立地はその後の経営を大きく左右します。その立地の壁に当たっていると言えば、そうなのでしょう。
ご存知の通り、田舎には仕事がありません。
年金を受給している定年退職者を除くと、そのような場所で生活できる人(若い人)は、少ない仕事に就けた人か、経済的に豊かな人だけです。
山間部で農業をやりたくても、良い条件の土地・物件はなかなか見つかりません。
田舎は、選ばれた少数の人しか暮らしていくことができない場所なのかもしれません。
以上、あくまでも私の探している地域の事情なので、全国的にどうなのかは分かりません。