野菜がいっぱいもらえるのは、それだけの廃棄が存在するからなのかもしれない
おはようございます。間瀬邦生です。
田舎では野菜が大量にもらえます。お隣さんがおすそ分けに来るのはごく自然は風景です。
今までは、『親切だから、いっぱい収穫できて余ったから』という安易な理由で片づけていたのですが、もっと『根が深い理由』もあるではないかと考えるようになりました。
野菜がもらえる理由
農家さんの言葉を紹介します。
『農協では引き取ってくれないから、いくらでも持ってけ~』
引き取ってくれないから、持ってけ?
それは農協が引き取ってくれたならば、私には回ってくることはなく、農協に出荷していたということですよね。
私がただでもらった野菜は価値のあるもので、その価値の代金は誰かが何らかの形で支払ってくれているわけです。この場合は農家さんの労働力が代金です。
本来その労働力の報酬は私ではなく農家さんに収まるべきものだと思います。
そう考えだしたら、『タダでもらえて嬉しい』と単純に喜べなくなりました。
正しいところに報酬を収めたい
規格外品の多くは市場に出回りません。
生産者側としては作ったものが無駄になり、消費者側としては安く買えるものが身近に出回らないことになります。
その『ズレ』が生じているところにビジネスチャンスがあるともいいます。
この規格外品の問題を解決して、生産と販売の体制を確立している人(企業)もいることですし、私もそういう無駄をなくし労働の対価が収まるべきところに収まるような仕事をしたいと思う今日この頃です。