田舎では少しでも長くお宅にお邪魔しなさい
おはようございます。間瀬邦生です。
仕事の関係で地方の有力者のお宅を訪問することのある私ですが、都会人の私が田舎のお宅を訪問して必ず驚くことがあります。
それはもてなしの質が高いということです。
伺うお宅が裕福なお宅ばかりだからかもしれませんが、出されるお菓子に安物はなく、提供されるティーカップや湯呑みも高価なものばかりです。
まず日本茶とお菓子が出てきます。普通はこれでおしまいなのですが、少し時間が経った頃にコーヒーが出ます。お茶のおかわりをいただく経験はありましたが、まさか飲料の種類が変わるとは思いませんでした。さらには最初お茶に合う茶菓子が出て、途中でコーヒーに合う洋菓子が出るというパターンもあります。そして最後には締めの果物が出ることもあります。ここまで出てくると、おやつのフルコース。驚愕のもてなしです。
さて、おやつがいっぱい出るから『長くお宅にお邪魔しなさい』ということを話したかったわけでは決してありません。本題はここからです。
地方でビジネスを志す私に、ある方がアドバイスをしてくれました。
『おうちに行ったら、少しでも長く家にお邪魔しなさい。すぐ帰るような人は、もう次から来なくていいって思っちゃうからね。はっはっは!』
長居が苦手な私としては胸に突き刺さる言葉です。
『で、少しでも多く話をして、情報を聞き出しなさい』
と言っていました。
地方の人は、本当に情報通なのだと思います。
良い意味でも悪い意味でも地域の情報に詳しいのです。
少しでも多く会話をして情報を手に入れるのは大切なことですよね。それをしながら自分を知ってもらって、そこの人に信頼してもらって、自分の噂(=情報)が浸透してきて、そうなると、みんな協力してくれるようになり何をやってもうまくいくような気がします。
『情報を制する者は地方を制する』
私の頭にはそんな言葉が浮かびました。